「海外」、特に「シンガポール」で働くことに興味のある方々に向けて、最初の第一歩を踏み出す為の参考情報をまとめました。
みなさまのこれからのチャレンジに、少しでもお役に立てば幸いです!
この記事の内容
シンガポールで働くことのメリット・デメリットについて
シンガポールで働く方法の選択肢について
シンガポールで働く際に必須の「就労ビザ」について
シンガポールで働く為の仕事の見つけ方(転職エージェントの活用方法)について
もくじ
シンガポールで働くことのメリット・デメリットについて
まず、「シンガポール」と聞くと、「世界一クリーンな国」や「世界三大がっかり名所の“マーライオン”がいる国」という程度のイメージしか思い出せない方も多いかも知れません。
でも、実は、東南アジアの(超)小国であるシンガポールですが、海外で働きたい方々にとっては、なかなか魅力あふれる国の一つです。
私たちも海外勤務未経験でシンガポールへ飛び込みましたが、人々は優しく、治安・衛生面も良く、語学やビジネススキルなど学ぶことも多い為、シンガポールへ来て本当に良かったと思っています。外から日本を見つめる機会も得て、視野や今後の展望がひらけたように感じます。
もちろん100%完璧な国という訳ではありませんが、海外勤務を目指すならば、選択肢として外す手はないでしょう。そこで、ここではシンガポールで働くことのメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
※シンガポール自体について、もっと詳しくお知りになりたい場合は、下記をご参照ください。
基本情報なら、下記もおすすめです。
シンガポールで働くことのメリット
シンガポールの特徴と言えば、やはりまずは、清潔で、治安が良いという点が挙げられます。
また、立地と国の方針的に、金融・貿易・交通・物流・情報などさまざまな分野の中継地点として、東南アジアのハブとして重要な役割を担っています。さまざまな国籍の方々が住んでいるのも特徴の一つでしょう。
これらを踏まえつつ、「シンガポールで働くことのメリット」を考えてみると、以下のようなポイントがあります。
- ビジネス現場では「英語」が公用語として根付いており、言語的コミュニケーションが取りやすい。英語のスキルアップものぞめる。
- 日常生活では「中国語」が広く使われている為、中国語を学ぶチャンスも多い。
- 「治安」や「衛生」面が大変良い。
- 「多民族国家」なので、外国人に対しても、寛容に受け入れる文化が根付いている。また、基本的に「親日」である。
- 「東南アジア・ビジネスの中心地」である為、仕事がエキサイティングである。
シンガポールで働くことのデメリット
逆に、「シンガポールで働くことのデメリット」について考えてみると、実際にシンガポールで働く身としてはあまり思いつかないのですが、それでも、以下のポイントはあるかと思います。
- 働く為の「就労ビザ」取得が年々厳しくなっており、取得できなかった場合は出国しなければならない。
- 企業にとって外国人を採用することは(「就労ビザ」問題もあり)ハードルが高い為、それに見合ったビジネススキルや語学力などの「パフォーマンス」が求められる。
- 「物価」が高い(特に家賃や酒・煙草などの嗜好品など)。
国(政府)の力が強いのも日本とは異なる特徴で、国のルールに従わなければ、外国人であっても容赦なく、厳しい罰則が与えられます。これはデメリットではありませんが、日本のような甘さが無いという点では“違い”と言えるでしょう。
シンガポールで働く方法の選択肢について
シンガポールで働く方法の選択肢について見てゆく前に、そもそも「海外で働く」ということを今一度、見つめ直してみましょう。
以下の記事は「海外赴任者」向けの内容ですが、現状(日本)を離れて働くということと向き合う為のチェックポイント等がまとまっています。自分自身と向き合う為の参考になると思いますので、よろしければ、ご覧ください。
【チャート付き】サラリーマンが海外赴任の打診を受けたらどう判断すべきか?
そして、シンガポールで働く方法の選択肢について見てゆきましょう。大きくは、以下の3つの選択肢があります。
海外赴任
現在勤務中の企業から選任されて、海外拠点へ派遣されるスタイル
雇用主・雇用形態は変わらず、海外赴任手当等を支給されながらの海外勤務となる為、リスクは少ない
ただし、派遣元の意向に大きく左右される為、帰国のタイミング等は自由が効かない
海外トレーニー制度の活用
海外トレーニー(研修生)制度のある企業で、かつ、選任されれば、海外拠点へ派遣されるスタイル
雇用主・雇用形態は変わらず、海外赴任手当等を支給されながらの海外勤務となる為、リスクは少ない
ただし、派遣期間が比較的短めに設けられていることが多く、その割に正規の「就労ビザ」が必要となる為、企業側にとってもハードルが高くなることがある
海外現地採用
海外の企業(日系/非日系)に直接雇用されるスタイル(基本的にエージェントを通す形となる)
条件交渉は自分次第で、厳しい面(その条件に見合うパフォーマンスが求められる)もあるが、好きに人生設計ができる
雇用市場や国の方針等によって、チャンスの有無が左右されやすい
シンガポールで働く際に必須の「就労ビザ」について
さて、いざ、「シンガポール(海外)で働きたい!」となった場合、何より重要となるのが「就労ビザ」です。働く為のビザがなければ、働く権利自体がなく、シンガポールに長期滞在することもできません。
シンガポールで働く場合、現在、日本人が取得できる主な「就労ビザ」は以下の2種類となります。
日本人が働く場合、EPが一番ベーシックな「就労ビザ」となりますが、年々、取得条件が厳しくなっている為、雇用主にEP取得意思があっても、申請・取得に時間がかかる場合があります。その為、時間的猶予を持って動くようにしましょう。
S PassはEPと比べて取得条件自体は緩やかですが、企業ごとに採用できる人数が制限されています。その為、こちらは企業側が事前に要確認となります。
#クリックすると画像を拡大できます。
※「就労ビザ」に関する詳しい情報は、下記もご参照ください。
【就労ビザ】シンガポールのEP/SP/DP(LOC)取得の最新情報と厳しい現実(更新あり)
ちなみに、研修用ビザである「Training Employment Pass」も選択肢の一つではありますが、いろいろ取得にこまかな条件があり、かつ、期間も最大3ヶ月(延長不可)となりますので、実質、対象外になるかと思います。
シンガポールで働く為の仕事の見つけ方(転職エージェントの活用方法)について
シンガポールの仕事を探す場合、現在勤務中の企業から海外赴任する場合を除き、基本的に転職エージェント経由で探す形となります。
日本にいながらシンガポールで働く先を探す場合、“日本”にも“シンガポール”にもオフィスのある転職エージェントが一番、良いのではないかと思います。
求職者は日本でこまやかなサポートを受けることができ、かつ、いざとなったらエージェントはシンガポールのオフィスと連携することで、スピーディでリアルな最新情報を入手することができますので、現地の状況に即した斡旋サポートを執り行ってくれることでしょう。
以下に、日本とシンガポールの両方にオフィスを持つ転職エージェントを挙げます。まずは無料登録してみましょう!
求人情報を実際に見てみて、エージェント担当者と話をしてみることで、具体的に見えてくることもあるかと思います。
RGF Talent Solutions Singapore Pte. Ltd (リクルート) | |
日本 Website | https://www.rgf-hragent.asia/company |
シンガポール Website | https://www.rgf-hragent.asia/singapore |
JAC Recruitment Singapore | |
日本 Website | https://www.jac-recruitment.jp/ |
シンガポール Website | https://www.jac-recruitment.sg/ja |
Reeracoen Singapore Pte. Ltd. | |
日本 Website | https://www.neo-career.co.jp/ |
アジア Website | https://www.reeracoen.asia/jp/branch |
シンガポール Website | https://www.reeracoen.sg/ja |
PERSOLKELLY Singapore | |
日本 Website | https://www.persol-career.co.jp/ |
シンガポール Website | https://www.persolsg.com/jp/ |
GOOD JOB CREATIONS (SINGAPORE) PTE LTD | |
日本 Website | https://willgroup.co.jp/ |
シンガポール Website | https://www.goodjobcreations.com.sg/ |
Pasona Singapore Pte. Ltd. | |
日本 Website | https://www.pasonagroup.co.jp/ |
シンガポール Website | https://pasona.com.sg/ja/home-jp/ |
まとめ
シンガポールで働く為の基本情報をまとめましたが、いかがでしょうか? イメージは膨らみましたか?
これからゆっくり考えようという方も、既に具体的に進めようとされている方にも、少しでもお役に立てば幸いです!
この記事のまとめ
シンガポールは海外勤務先として、良い条件が整っている国の一つである
働く方法としては、基本的に「海外赴任」・「海外トレーニー(研修生)制度の活用」・「海外現地採用」がある
働く為には「就労ビザ」が必須で、シンガポールでは現在、「EP」か「S Pass」となる
シンガポールで仕事を探す時は、まずは転職エージェントに登録して情報収集することがおすすめ