東南アジアのほとんどの国は、日本と比べて物価が安くなっています。
しかし、シンガポールは日本と比べても、世界の中で比べても、物価は高めの国となります。
シンガポール生活を想定する場合、お金の話は外せません。
リアルな金銭感覚について、税金関連情報も含めて、今回、詳しくご紹介したいと思います!
この記事の内容
シンガポールの物価について
シンガポールの消費税(GST)について
シンガポールのサービス料について
シンガポールのチップについて
シンガポールの物価について
物価についてお話する前に、まずは日本円(JPY)とシンガポールドル(SGD)の為替レートを確認しましょう。
一番簡単な確認方法は、Google検索で希望通貨を入れて確認する方法です。
為替レートは刻々と変わる為、物価感覚の目安にも影響するのですが、乱高下しない限り、一旦は「SGD1.00=80円」で換算すると計算しやすいと思います。
ただ、ここ最近(2021年5月現在)は「SGD1.00=82円」くらいに上がってきているようですので、精密な情報が必要な場合は必ず、最新の為替レートでご確認くださいね。
さて、今回は「SGD1.00=80円」の前提で、シンガポールの物価感覚を探る為、メジャーな対象をピックアップしてみました。
以下のリストにまとめましたので、生活設計の際に参考にしてみてください。
#クリックすると画像を拡大できます。
こちらを見ていただくとお分かりになるかと思いますが、日常生活でよく使われる公共交通機関やフードコートなどはリーズナブルな価格設定となっています。
また、お水などの日用食料品は、スーパーマーケットでまとめ買いすると、実際はもっとお安くなります。
ただ、嗜好品(お酒やタバコ)や輸入に頼る乳製品、また、家賃などは、日本の物価感覚と比較すると高いですね…
このように、シンガポールの物価は一律に高い訳ではなく、ものによって大きく異なる形となります。
シンガポールの消費税(GST)について
シンガポール国内の消費税(GST)は現在、「7%」となります。
ものによっては、もしくは、提供者によっては発生しない場合もありますが、基本的には「7%」課税されると思っていただけると良いかと思います。
ちなみに、消費税(GST)は2022年から2025年の間に「9%」へ増税される予定となります。
新型コロナの影響で、増税タイミングが当初の予定よりはおくらされたようですが、それでも、「これ以上は延期が難しい」というアナウンスがありましたので、増税される可能性はかなり高いと思われます。
シンガポールのサービス料について
シンガポール国内のサービス料は現在、「10%」となります。
サービス料と聞くと、高級レストランやホテルなどが対象となる想像をしますが、実は普通のレストラン(ラーメン屋さんなど)でも結構、普通に発生します。
フードコートなどは対象外ですが、レストランで召し上がる時は「17%=消費税(GST)+サービス料」がかかると思っておいた方が安全です。
シンガポールのチップについて
シンガポールには、欧米のようなチップ文化はありません。
ただ、ホテル滞在時、お世話になったベルボーイやルームメイドなどに、御礼の気持ちとしてチップ(SGD2.00~)を渡すことは一般的です。
その他は前述のように、普通にサービス料が請求されますので、基本的にはそれでカバーされています。
もちろん、気持ちの良いサービスを受けて、チップを渡したいと思った時は、チップを渡してください。きっと喜ばれます。(レストランのレジ横に、チップ箱が置かれているお店もあります)
まとめ
シンガポールのお金にまつわる基本情報をまとめてみました。いかがでしょうか。
あと、余談ですが、シンガポールドル(SGD)は「小数点以下第二位」まで存在しており、消費税(GST)やサービス料の計算が入った際に、適当に「四捨五入」もしくは「切り捨て」・「切り上げ」されることが多々あります。
「現金払い」か「クレジットカード払い」によっても、端数の扱いが異なる場合もあります。
日本の感覚でピタッと計算されると思っていると、最初、「アレ?」と思うことがあるかも知れませんが、「郷に入っては郷に従え」ということで、このあたりは(不合理でなければ)お店の計算に則りましょう。
この記事のまとめ
シンガポールの物価は、日常生活に必要な身近なものはリーズナブルな傾向にあり、嗜好品や家賃などは高い傾向にある
シンガポールの現在の消費税(GST)は「7%」(今後、「9%」へ増税予定)
シンガポールの現在のサービス料は「10%」
シンガポールに欧米のようなチップ文化はない